ろうけんあんニュース

2022/11/21

令和4年産業殉職者合祀慰霊式について

 令和4年10月26日(水)、東京都八王子市の高尾みころも霊堂において、令和4年産業殉職者合祀慰霊式が執り行われました。
 産業殉職者合祀慰霊式は、労働災害により不幸にして亡くなられた方々の御霊をこれまでに奉安された方々の御霊と合わせてお祀りし、労働災害の根絶を御霊の前で誓う式典です。令和4年慰霊式では、秋篠宮皇嗣同妃両殿下御臨席の下、御遺族、衆議院議長、厚生労働大臣(代理 厚生労働審議官)、各政党代表、日本労働組合総連合会、日本経済団体連合会、日本商工会議所、中央労働災害防止協会、建設業労働災害防止協会、陸上貨物運送事業労働災害防止協会、港湾貨物運送事業労働災害防止協会、林業・木材製造業労働災害防止協会、東京都、八王子市、公益財団法人産業殉職者霊堂奉賛会の代表の方々が御参列され、2,384名の御霊を高尾みころも霊堂に御奉安いたしました。
 また、御参列できなかった御遺族の方々のためにインターネットによるライブ配信を行い、同日同時刻の黙とうに御協力いただきました。
 なお、式典の様子は、こちら(※現在調整中のため、調整後掲載します)。からご覧になれます。

産業殉職者の霊位奉安

遺族総代表による御霊簿奉上



衆議院議長による慰霊の言葉

秋篠宮皇嗣同妃両殿下による御供花




〇式辞
 本日、ここ高尾みころも霊堂に、秋篠宮皇嗣同妃両殿下のご臨席の下、全国各地から産業殉職者のご遺族の方々をお招きし、また、衆議院議長をはじめ各政党、行政機関、労働団体、経済団体、各界代表の方々のご参列をいただき、令和四年産業殉職者合祀慰霊式を挙行いたします。
 私どもは、労働災害により亡くなられた方々の御霊(みたま)を奉安するため、昭和四十七年に本霊堂を建立し、毎年、秋に慰霊式を行い、御霊(みたま)をお慰めして参りました。
 労働災害は、長年にわたる労使及び行政機関並びに災害防止団体の方々の積極的なご努力により減少してきておりますが、今なお、重大な災害や職業性疾病の発生は絶えることはなく、数多くの尊い生命(いのち)が失われています。
 本日、新たな悲しみと尊崇(そんすう)の念をもって、二千三百八十四名の方々をこの霊堂にお迎えしなければなりません。この高尾みころも霊堂に、新たな御霊(みたま)をお迎えすることにより、二十七万千三十四名の方々が奉安(ほうあん)されることになります。
 慰霊式を執り行うに当たり、産業殉職者の御霊(みたま)が霊堂の奥深く安らかな眠りにつかれますことをお祈り申し上げます。
 また、世界の各国において新型コロナウイルス感染症の試練に打ち勝つため、世界中の人々が、今もなお奮闘を続けています。
 この困難な状況を乗り越え、今後とも、働く方々の生命(いのち)と健康が十分に守られ我が国が引き続き発展できますよう、切に願うものであります。
 結びに当たり、ご臨席の栄を賜りました秋篠宮皇嗣同妃両殿下に謹んでお礼申し上げますとともに、ご遺族の方々のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ、併せてご参列くださいました関係各位に深甚なる謝意を表し、式辞といたします。
                                           令和4年10月26日
                                      独立行政法人労働者健康安全機構
                                             理事長 有賀 徹

○慰霊の言葉(内閣総理大臣)
 秋篠宮皇嗣同妃両殿下の御臨席を仰ぎ、御遺族並びに各界代表の多数の御参列を得て、五十一回目の産業殉職者合祀慰霊式が執り行われるに当たり、謹んで慰霊の言葉を捧げます
 ここ「高尾みころも霊堂」では、開堂以来、不幸にして労働災害により殉職された方々の御霊(みたま)をお迎えしてまいりました。我が国の社会経済の発展と豊かさは、本日、御霊が奉安されるお一人おひとりの、たゆみない努力により築かれたものです。
 有為な前途を残しながら、不慮の災害や事故、病気によって尊い生命を失われた方々の無念と、最愛の方を失われた御遺族の深い悲しみを思うと、言葉になりません。ここに改めて、衷心より哀悼の意を捧げます
 働く方一人ひとりがより良い将来を望める社会にするべく働き方改革を推進している中にあって、生命が脅かされたり、健康が損なわれたりするようなことは、あってはなりません。こうした悲しみを繰り返すことのないよう、労働災害の根絶に向けた取組を改めてお誓いいたします。
 結びに、この霊堂に祀られる御霊が永遠に安らかでおられますとともに、御遺族の皆様の御多幸を心よりお祈りし、慰霊の言葉といたします。
                                           令和4年10月26日
                                         内閣総理大臣   岸田 文雄

○慰霊の言葉(衆議院議長)
 秋篠宮皇嗣同妃両殿下の御臨席の下、産業殉職者合祀慰霊式が行われるにあたり、衆議院を代表して、謹んで慰霊の言葉を申し述べます。
 我が国は、戦後、幾多の困難を乗り越え、経済を成長させてまいりました。これは、ひとえに国民の皆様、とりわけ産業界に身をおき我が国経済を支えてこられた方々による永年の御尽力の賜物であります。
 しかしながら、この成功の陰で、産業災害により、毎年、多くの命が失われており、ここ「高尾みころも霊堂」に昨年までに奉安された御霊(みたま)は二十六万八千余を数えております。
 職務中の不慮の災禍により、志半ばにしてその職に殉じられた方々、怪我や疾病に苦しまれている方々、また、かけがえのない御家族を亡くされた御遺族の悲しみや御労苦に思いを致すとき、痛恨の念に堪えません。
 働く人々の安全を第一とし、働きやすい職場環境を作ることこそが、個々の職場のみならず、我が国の産業全体を持続的に発展させるために不可欠であります。衆議院におきましては、平成三十年の働き方改革関連法により、「産業医・産業保健機能」や「長時間労働者に対する面接指導等」の強化など必要な法整備に努めてまいるとともに、関係委員会において議論を重ねてまいりました。今後ともなお一層、産業災害根絶のため努力してまいることを殉職された方々の御霊(みたま)の前に堅くお誓い申し上げます。
 本日の慰霊式にあたり、御霊(みたま)のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、御遺族の皆様の御平安と御健勝を切に祈念いたしまして、慰霊の言葉といたします。
                                           令和4年10月26日
                                          衆議院議長   細田 博之

○慰霊の言葉(参議院議長)
 令和四年産業殉職者合祀慰霊式が行われるに当たり、産業災害により殉職された方々の御霊に対し、謹んで慰霊の言葉を捧げます。
 職場や御家庭において、かけがえのない存在として慕われながら、図らずも災禍により命を落とされた方々の御無念と、突然最愛の肉親を失われた御遺族の深い悲しみを思うと、哀惜の極みであります。
 今日、我が国が先進国の一員であるのは、日夜業務に尽力されている国民の皆様の御努力の賜でございます。悲劇をこれ以上繰り返すことのないよう、参議院としても、働く方々の命と健康を守るため、引き続き尽力して参ります。
 亡くなられた方々の御冥福と御遺族の今後の御平安を哀心よりお祈り申し上げます。
                                           令和4年10月26日
                                          参議院議長   尾辻 秀久

○慰霊の言葉(厚生労働大臣)
 本日ここに、秋篠宮皇嗣同妃両殿下の御臨席の下、産業殉職者合祀慰霊式が執り行われるに当たり、謹んで慰霊の言葉をささげます。
 我が国の社会経済の発展と豊かさは、様々な産業で働いてこられた方々のたゆみない御尽力によって築かれたものです。
 一方、この発展と豊かさの陰には、労働災害によって尊い生命を失われた方々が数多くおられることを、私たちは決して忘れてはなりません。
 ここ「高尾みころも霊堂」に、新たに二千三百八十四名の御霊をお迎えする本日の合祀慰霊式に臨み、労働災害により亡くなられた方々に哀悼の誠をささげるとともに、かけがえのない御家族を失われた御遺族の皆様に対し、心からお悔やみ申し上げます。
 私たちは、働くことにより生命が失われることがあってはならないという信念の下、働く方々の安全と健康が守られる職場をつくる努力を積み重ねてまいりました。しかしながら、今なお多くの方が労働災害で亡くなられている現実があることに、厚生労働大臣として痛惜の念に堪えません。
 近年、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、働き方や働く環境が変化していますが、全ての働く方の安全と健康が確保され、御家族とともに幸せに暮らしていける社会を実現することが、私たちの責務であることを強く肝に銘じ、今後も、労働災害の根絶に向けて、働く方々の視点に立った職場づくりに努力を傾注してまいります。
 終わりに、この霊堂に祀られている御霊が永遠に安らかでおられることを、また、残された御遺族がお健やかでおられることを心からお祈り申し上げ、私の慰霊の言葉といたします。 
                                           令和4年10月26日
                                         厚生労働大臣   加藤 勝信
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