第1 高尾みころも霊堂建立などのあらまし

目次(クリックで該当する項目にリンクします)
1 産業殉職者の慰霊と遺族の援護のために
2 政府、産業界、労働界の連携により建立された高尾みころも霊堂
3 皇室のお出まし

1 産業殉職者の慰霊と遺族の援護のために

 労働福祉事業団(現独立行政法人労働者健康安全機構)は、産業殉職者の慰霊と遺族の援護に対応するため、労働者災害補償保険法の施行20周年記念事業として、昭和47年5月に東京都高尾山麓に高尾みころも霊堂を建立しました。
 わが国の今日の産業の隆盛の陰には、労働災害による尊い犠牲がありました。今なお発生する労働災害の根絶に向けて、安全な職場環境の実現が望まれますが、殉職された人々の慰霊を行い、その功績を後の世まで顕彰することも、今を生きる私たちの役割と言えます。
 また、産業殉職者の遺族の中には、納骨先を確保できず、遺骨の措置に窮しておいでの方もいます。こうした遺族の援護も、高尾みころも霊堂の建立の背景となっています。


2 政府、産業界、労働界の連携により建立された高尾みころも霊堂

 高尾みころも霊堂の建立には7億2千万円の国費が投入されましたが、産業界でも、わが国の主要企業の社長等74名で構成された産業殉職者霊堂整備協賛会発起人から広く寄付が呼びかけられ、建立資金として1億5千万円の浄財が集まりました。
 また、労働界でも、産業殉職者霊堂建立に関する労組世話人会から募金活動への協力が呼びかけられ、多額の寄付金のほか、霊堂前庭の造園、絵画の寄附がありました。
 産業界、労働界等の協力を得て建立された高尾みころも霊堂では、昭和47年6月に遺族、各界の代表をお招きしての開堂記念式が挙行されました。式典では、皇太子同妃両殿下の御臨席のもと、昭和22年から昭和46年までの産業殉職者66,319名の氏名を記した御霊簿が奉安されました。
 以降、高尾みころも霊堂では、毎年秋に、新たな産業殉職者の御霊を合祀する産業殉職者合祀慰霊式を挙行しており、令和6年産業殉職者合祀慰霊式までに、合わせて275,897名の御霊をお慰めしています。


3 皇室のお出まし
 昭和47年6月5日の開堂慰霊式においては、皇太子同妃両殿下(現上皇上皇后両陛下)のご臨席を賜り、その後の産業殉職者合祀慰霊式においても、昭和52年9月28日の慰霊式から5年毎にご臨席を賜りました。
 また、平成の産業殉職者合祀慰霊式においても、引き続き、皇太子同妃両殿下(現天皇皇后両陛下)に平成4年9月29日の慰霊式から5年毎のご臨席を賜りました。
 令和の産業殉職者合祀慰霊式においても、令和4年10月26日の慰霊式に秋篠宮皇嗣同妃両殿下のご臨席を賜っています。
 上皇上皇后両陛下は、戦後の経済成長を支える過程で亡くなられた方々に対し、戦没者と同様に心を寄せられており、天皇在位中の平成21年3月23日、同27年4月16日、同31年4月23日にも、高尾みころも霊堂を行幸啓されています。


第2 高尾みころも霊堂へのアクセス

所在地 〒193-0941 東京都八王子市狭間町1992
電 話 (042)663-3931
FAX (042)663-3932
開館時間
 管理事務所 午前8時15分から午後5時まで
 納骨堂   午前10時から午後4時まで
 休館日
  毎週火曜日(ただし、春秋のお彼岸及び新旧のお盆に当たる火曜日は開館)、年末年始



交通アクセス
 JR、京王線 高尾駅南口出口から徒歩10分
 自家用車 首都圏中央連絡自動車道路高尾山ICから約12分(無料駐車場あり)


第3 構内の主要施設の紹介

目次(クリックで該当する項目にリンクします)
1 納骨堂
2 高尾みころも霊堂管理事務所
3 遺族会館

1 納骨堂


開館時間
 午前10時から午後4時まで
参拝(参観)料
 大人(中学生以上)220円、小人(幼稚園以上)110円
構造等
 建設面積 803㎡
 延面積  3,296㎡
 構  造 鉄骨鉄筋コンクリート造り11階建
 高  さ 45m(相輪頂部まで65m)

11階 拝殿
拝殿
永遠の灯
 11階の壁面全体は、天体を表現するイタリアンタイルで金色に彩られ、星になぞらえたエメラルド色のタイルが散りばめられています。
 霊堂のシンボルゾーンである中央の拝殿には、永遠の灯がともされており、労働災害で殉職された御霊を光明の世界にお導きしています。

11階 展示の美術品
天女像(日光)

天女像(月光)

 拝殿の両側には、二紀会審査員 滝川 美一作「天女像(日光・月光)」が安置されています。これは「絶えることのない慈悲」を象徴しています。

天地像

 拝殿の裏面には、日展理事 晝間 弘作「天地像」が安置されています。この像は「悠久の宇宙」を象徴しています。天人となった労働者が天地を指さして天長地久に生きる姿を現しています。

曙光(あけぼの)
 
 日本美術院同人 月岡 榮貴による日本画で、古事記に伝えられる神話から天鈿女命(アメノウズメノミコト)の天の岩戸の舞神楽を画いたものです。この画は、過去を象徴しています。

静進(あゆみ)

 日本美術院同人 月岡 榮貴による日本画で、清浄なエスコートガールを画いたものです。この画は、現在を象徴しています。


10階 展望室
 高尾みころも霊堂のある高尾山麓を西端とする多摩丘陵は、万葉集に「多麻の横山」と詠まれるなど歴史ある地域で、高尾みころも霊堂からそう遠くないところに武蔵陵墓地があるなど、皇室ともゆかりのある土地です。
 周囲には高層建物も少ないため、展望室からは、遠く狭山丘陵までが一望のもとに見渡せます。

9階 祭祀室

 祭祀室には、「みころも霊堂奉祀之霊位」が奉安された無宗派の祭壇が置かれています。
 みころも霊堂奉祀之霊位の左右に配置された像は、日展理事 晝間 弘の作で、雲の台座は天上を表現し、右の天人華の像は、天人が散華を行っている姿を、左の天人拝の像は、礼拝している姿を表しており、霊位を両側からお守りしています。

仏教(本尊:釈迦如来)

仏教(本尊:阿弥陀如来)

神道


キリスト教

 また、ここには、産業界の寄附をもとに仏教、神道、キリスト教に対応した祭壇も併設されており、法事等の追悼儀礼を行うことができます。
 利用料金
  3,850円(10名を超える場合は、1,100円を加算します。)
  産業殉職者の御遺族は、祭祀室を無料で御利用になれます。


9階 展示の美術品

宝珠の玉

 日本南画院常務理事でもあった伊藤 三喜庵(高尾みころも霊堂設計者伊藤喜三郎)作の「宝珠の玉」は、釈迦とその弟子達、般若心経に鳥居が画かれている神仏混合の変化ある珍しい絵画です。



 東方美術会創立会員 時田 直善作の「空」は、朱鷺が大空に羽ばたく姿を描いたもので、天への旅立ちを象徴しています。

睡蓮

 旺玄会会員 大越 貞次作の「睡蓮」は、納骨堂前の池の風景を描いたものです。池に咲いた睡蓮は、仏教では極楽に咲く花とされています。

8階 殉職者納骨室


 労働災害により殉職された人々の慰霊を行い、その功績を後の世まで顕彰することを目的として、殉職者のご遺族からご提供いただいた遺品や分骨を、殉職者納骨室の納骨壇にそれぞれ安置しています。
 殉職者の遺品や分骨の収蔵事業は、無料で行っており、ご遺族の負担はありません。遺品や分骨の収蔵については、「高尾みころも霊堂への納骨について」の項もご覧ください。

4~7階 納骨室

 産業殉職者とご遺族の遺骨(全骨)を、納骨壇にお納めしています(有料)。
 高尾みころも霊堂建立時の趣旨には、産業殉職者遺族が必要とする墓地及びその後の祭祀の費用の負担を援護することが掲げられています。そのため、産業殉職者のご遺族については、一般勤労者よりも負担が少ない値段設定で納骨壇のご利用ができます(現在、産業殉職者のご遺族以外の新規契約は行っていません。)。
 遺骨(全骨)の収蔵の詳細については、「高尾みころも霊堂への納骨について」の項でご案内しています。


3階 テラス(閉鎖中)
 テラスには開堂時の寄付者を顕彰する銅製の銘板が設置されています。
 現在、3階からテラスに出ることはできません。
〔開堂寄付者一覧〕

日本建設業団体連合会十日会


日本石炭協会

日本造船工業会

北海道建設業協会

岐阜県内事業所有志

神奈川県安全衛生協会川崎南支部


紙・パルプ連合会

生命保険協会

神奈川県安全衛生協会藤沢支部


神奈川県安全衛生協会横浜西支部

 

 

青森労災病院霊堂建設協力会

 

 

栃木県労働基準協会連合会

神奈川県安全衛生協会小田原支部

 

日本損害保険協会

広島県産業殉職者霊堂建設協賛会

 

滋賀県労働基準協会

栃木県医薬品卸協同組合珪肺病院部会

 

灘五郷酒造組合

霧島温泉労災病院霊堂建設協力会

 

山梨県内事業所有志

石川県労働基準協会

秋田県トラック協会

飯田橋労働基準協会

岡山ゴム工業会

川口鋳物工業協同組合

群馬労働基準協会

港湾貨物運送事業労働災害防止協会北海道・小樽支部

 

佐世保重工業㈱佐世保造船所安全衛生協力会


立川労働基準協会

長崎県建設業協会長崎支部

日本酒造組合中央会

姫路鉄工団地協同組合

三田労働基準協会

林業労働災害防止協会北海道支部帯広分会

 

神鋼安全衛生協会連合会

日本鉄鋼連盟

電気事業連合会

日本鉱業協会

日本産業機械工業会

 

宮崎労働基準協会霊堂建設協賛会


長野県建設業有志

信託協会

北海道舗装事業協会

厚木労働安全衛生協会

神奈川県安全衛生協会鶴見支部


茨城労働基準協会連合会

八幡製鉄安全衛生協力会

筑豊労災病院霊堂建設協力会

 

神奈川県安全衛生協会相模原支部


秋田県労働基準協会等有志

中央労働基準協会

富山県建設業協会

日本電線工業会

秋田県バス協会

久保田鉄工㈱千葉作業所下請協力会

 

西宮市中部工業協議会

足立荒川労働基準協会

池袋労働基準協会

大分バス協会

川崎製鉄㈱千葉製鉄所安全協力会

 

高知労働基準協会

港湾貨物運送事業労働災害防止協会北海道・室蘭支部

 

滋賀県木材協会甲賀支部

新日本製鉄㈱堺製鉄所安全衛生協力会

 

新東京国際空港建設工事安全衛生協議会


中央労働災害防止協会

東京都城東工場連盟

兵庫県貨物陸送事業協同組合

 

麦酒協会

陸上貨物運送事業労働災害防止協会滋賀県支部

 

林業労働災害防止協会北海道支部北見分会


日本民営鉄道協会

全国銀行協会連合会

大阪医薬品協会

愛知労働基準協会有志

神奈川県安全衛生協会横須賀支部

 

 

神奈川県安全衛生協会横浜北支部

 

 

住友金属工業㈱和歌山製鉄所協力会社有志

 

 

神奈川県安全衛生協会平塚支部

 

 

神奈川県安全衛生協会横浜南支部


千葉県労働基準協会連合会

九州労災病院産業殉職者霊堂整備協賛会


山形労働基準協会連合会

長崎県中小企業共同福祉センター協同組合


徳島県労働基準協会連合会

滋賀県建設業協会

東京労働基準協会連合会

富山県労働基準協会

神奈川県安全衛生協会川崎北支部


伊丹労働安全衛生協会

日鉄製鋼㈱市川製造所協力会


北九州若松工場庶務会

姉崎地区災害防止対策協議会


いわき市建設業協会

大阪労災病院下請事業所

鬼怒川・川治温泉旅館協同組合

 

港湾貨物運送事業労働災害防止協会北海道・釧路支部

 

 

五井地区災害防止対策協議会


品川労働基準協会

新日本製鉄㈱君津製鉄所安全衛生協力会

 

 

袖浦地区災害防止対策協議会

 

 

津久見地区石炭石探掘業者有志


西宮市鳴尾五社会

日立金属㈱安来工場災害防止協議会


福島県建設業協会郡山支部

林業労働災害防止協会北海道支部浦河分会


尼崎労働安全衛生協会

京王帝都電鉄㈱

㈱青木建設

㈱大林組

㈱熊谷組

佐藤工業㈱

㈱錢髙組

㈱竹中工務店

東亜道路工業㈱

東洋建設㈱

西松建設㈱

日本鋪道㈱

不動建設㈱

㈱松村組

日本鋼管㈱

松下電器産業㈱

東京電力㈱

石川島播磨重工業㈱

常盤興産㈱

東京芝浦電気㈱

㈱上組

東京瓦斯㈱

太平洋興発㈱

三井造船㈱

東北電力㈱

エーザイ㈱

王子製紙㈱

京成電鉄㈱

住友金属鉱山㈱

帝都高速度交通営団

東武電鉄㈱

日産自動車㈱

古河鉱業㈱

三菱金属鉱業㈱

新日本製鉄

㈱浅沼組

㈱奥村組

㈱鴻池組

清水建設㈱

大成建設㈱

鉄建建設㈱

東海興業㈱

戸田建設㈱

日産建設㈱

㈱間組

前田建設工業㈱

三井建設㈱

川崎製鉄㈱

㈱神戸製鋼所

三菱重工業㈱

関西電力㈱

中部電力㈱

鈴与㈱

トヨタ自動車工業㈱

川崎重工業㈱

三菱電機㈱

北海道電力㈱

小田急電鉄㈱

九州電気工事㈱

京浜急行電鉄㈱

西濃運輸㈱

凸版印刷㈱

同和鉱業㈱

日本鉱業㈱

松本 祥子

山之内製薬㈱

三井鉱山㈱

安藤建設㈱

鹿島建設㈱

五洋建設㈱

住友建設㈱

大成建設㈱

東亜港湾工業㈱

東急建設㈱

飛島建設㈱

日本国土開発㈱

フジタ工業㈱

松井建設㈱

若築建設㈱

住友金属工業㈱

㈱日立製鉄所

住友石炭鉱業㈱

北海道炭砿汽船㈱

小川運輸㈱

武田薬品工業㈱

日立造船㈱

九州電力㈱

中国電力㈱

大阪瓦斯㈱

近畿電気工事㈱

三共㈱

大正製薬㈱

東京急行電鉄㈱

日産車体㈱

富士写真フィルム㈱

三井金属鉱業㈱

㈱第一銀行

㈱三菱銀行

三菱髙島炭砿㈱

三菱大夕張炭砿㈱

㈱日本勧業銀行

旭硝子㈱

越後交通㈱

京阪神急行電鉄㈱

雇用促進事業団

三洋電機㈱

住友科学工業㈱

第一製薬㈱

千代田化工建設㈱

㈱東北銀行

㈱西日本相互銀行

日新製鋼㈱

阪神電気鉄道㈱

三菱油化㈱

㈱大和銀行

三協運輸㈱

アイシン精機㈱

愛知日野自動車㈱

味の素㈱

㈱西井鉄工所

㈱西本建設事務所

㈱岩田屋

㈱植村組

岡部機械工業㈱

小野田セメント㈱

㈱大隈鉄工所

大阪製鋼㈱

大谷重工業㈱

海南鋼管㈱

科研化学㈱

㈱加藤製作所

㈱神崎組

木村寝台工業㈱

麒麟麥酒㈱

杏林薬品㈱

久保田鉄工㈱

建設業退職金共済組合

㈱神戸銀行

小牧建設㈱

堺相互タクシー㈱

佐野安船㈱

三建設備工業㈱

四国化成工業㈱

㈱下村建築設計事務所

昭和鋼機㈱

㈱常陽銀行

新光産業㈱

西部電気工業㈱

セントラル硝子㈱

タイセル㈱

大福機工㈱

大和重工㈱

高砂熱学工業㈱

立石電機㈱

中国工業㈱

中小企業退職金共済事業団

電気音響㈱

トピーエ工業㈱

トヨタ車体㈱

東京鋼鉄㈱

東京報知器㈱

東芝機械㈱

東北電気工事㈱

東洋工業㈱

ナカシマプロペラ㈱

名古屋鉄道㈱

新潟交通㈱

西日本通信建設㈱

日新電機㈱

日本楽器製造㈱

日本航空㈱

日本ゴム㈱

日本製罐㈱

日本石油㈱

日本電気㈱

日本電装㈱

㈱日本不動産銀行

㈱丹羽英二建築事務所

函館ドック㈱

阪九フェリー㈱

久光製薬㈱

日野自動車工業㈱

㈱福岡相互銀行

藤沢薬品工業㈱

不二サッシ工業㈱

ブリヂストンタイヤ㈱

㈱本間組

㈱槙田鉄工所

㈱松本組

三菱化工機㈱

三菱製鋼㈱

㈱峰製作所

㈱明電社

森永製菓㈱

安藤 俊明

ヤマハ発動機㈱

横浜ゴム㈱

ライオン油脂㈱

臨港製鉄㈱

㈱新潟鉄工所

㈱富士銀行

㈱三和銀行

北陸電力㈱

㈱協和銀行

㈱日本興業銀行

朝日石綿工業㈱

近畿日本鉄道㈱

京阪電気鉄道㈱

佐世保重工㈱

塩野義製薬㈱

住友重機械工業㈱

田辺製薬㈱

東陶機器㈱

東洋信託銀行㈱

西日本鉄道㈱

日本通運㈱

㈱福岡銀行

㈱リコー

㈱東海銀行

貝島炭砿㈱

愛知機械工業㈱

アイバンシューズ㈱

麻生セメント㈱

㈱石塚建築事務所

㈱井筒屋

伊奈製陶㈱

㈱荏原製作所

沖電気工業㈱

尾道造船㈱

大倉工業㈱

大阪セメント㈱

大島機工㈱

花王石鹸㈱

柏原塗研工業㈱

かねてつ食品㈱

キッコーマン醤油㈱

鬼怒川ゴム工業㈱

協栄木材㈱

協和醗酵工業㈱

㈱久米建築事務所

興国化学工業㈱

興和㈱

㈱埼玉銀行

佐賀板紙㈱

三栄測器㈱

三晃空調㈱

四国電気工事㈱

シャープ㈱

昭和自動車㈱

シンガー日鋼㈱

鈴木自動車工業㈱

西部電機工業㈱

大電㈱

大同製鋼㈱

㈱太陽銀行

髙弥建設㈱

竹本油脂㈱

段谷産業㈱

中国製鋼㈱

ヂーゼル機器㈱

照国海運㈱

豊田工機㈱

㈱西島製作所

東京鐵鋼㈱

東京味噌問屋㈱

東芝セラミックス㈱

東洋運搬機㈱

東洋製糖㈱

㈱中山製鋼所

㈱名村造船所

新潟臨港海陸運送㈱

日研化学㈱

日本板硝子㈱

日本化薬㈱

㈱日本交通公社

日本酸素㈱

㈱日本製鋼所

日本セメント㈱

日本電気精器㈱

日本ハム㈱

日本ユニバック㈱

㈱ニューミュンヘン

橋本フォーミング工業㈱

ヒガシマル醤油㈱

日立精工㈱

日比谷総合設備㈱

㈱福田組

富士通㈱

ブラザー工業㈱

㈱北海道拓殖銀行

㈱ポーラ化粧品本舗

松木産業㈱

丸本運輸㈱

三菱化成工業㈱

三菱石油㈱

㈱宮地鉄工所

明道金属㈱

八重洲リハビリ㈱

㈱安川電機製作所

谷村㈱新興製作所

吉田工業㈱

菱和調温工業㈱

六興電気㈱

宇部興産㈱

㈱三井銀行

㈱住友銀行

松島炭鉱㈱

㈱東京銀行

四国電力㈱

㈱植木組

黒崎窯業㈱

小西六写真工業㈱

三協アルミニウム工業㈱

信越化学工業㈱

西武鐵道㈱

秩父セメント㈱

南海電気鉄道㈱

日産ディーゼル工業㈱

東芝放射線㈱

林兼造船㈱

富士電機製造㈱

㈱日本長期信用銀行

日鉄錆業㈱

愛知時計電機㈱

㈱足利銀行

㈱新井組

㈱伊勢丹

岩崎逓信機㈱

㈱伊豫銀行

岡野パルプ製造㈱

㈱小田急百貨店

㈱大木工務店

㈱大阪造船所

大阪電気暖房㈱

㈱大本組

㈱加賀田組

片山鉄骨橋梁㈱

関東電気工事㈱

喜福商事㈱

㈱桐田商会

共済商事㈱

九州耐火煉瓦㈱

呉羽化学工業㈱

興国鋼線索㈱

興和紡績㈱

境港海陸運送㈱

佐世保重工業㈱佐世保造船所


三機工業㈱

三和大栄電気興業㈱

㈱島津製作所

蛇の目ミシン工業㈱

昭和電工㈱

神鋼ノースロップ㈱

瀬戸田造船㈱

㈱西武百貨店

大五栄養化学㈱

大日本製薬㈱

大和工業㈱

㈱髙島屋

㈱多田野鉄工所

中外製薬㈱

中国土木㈱

月星ゴム㈱

㈱戸上電機製作所

㈱豊田自動織機製作所

東亜外業㈱

東京三洋電機㈱

東京沪器㈱

東邦瓦斯㈱

東洋空気調和㈱

東洋パルプ㈱

㈱中山安三建築事務所

南栄木材㈱

西芝電機㈱

日興電機工業㈱

日本碍子㈱

日本建鉄㈱

日本光電工業㈱

日本食堂㈱

日本精工㈱

日本タングステン㈱

日本電設工業㈱

日本ビニールコード㈱

日糧製パン㈱

㈱白青舎

林紡績㈱

光軽金属工業㈱

日立レントゲン㈱

㈱廣島銀行

福原 徹

富士厨房設備㈱

フランスベッド㈱

本多技研工業㈱

前田製管㈱

松下通信工業㈱

三越

三菱自動車工業㈱

綠屋

村本建設㈱

門司辟石工業㈱

矢崎化工㈱

山梨厚生会

㈱横川橋梁製作所

淀川製鋼所

両備バス㈱

ロート製薬㈱

尼崎労働安全衛生協会

和泉大津地区労働基準協会

社田労働安全衛生協会連合会


岩手労働基準協会

東大阪労働基準協会

大阪労働基準連合会

安藤 俊明

港湾労働災害防止協会兵庫県総支部


大阪西労働基準協会

髙砂労働安全衛生協会

岸和田労働基準協会

 

古市労働基準協会

髙知労働基準協会

宇部興産㈱

大阪中央労働基準協会

堺労働基準協会

淀川労働基準協会

守口労働基準協会

阿倍野労働基準協会

天満労働基準協会

新生電業㈱

全日本労働総同盟

全鐵同盟

三菱協議会

造船重機労連

日林労

基金労組

海員組合

鉄労

全食品同盟

全日航労組

自治労組

全金同盟

全化同盟

資源同盟

国税労組

港湾同盟

電労連

全郵政

一般同盟

全紙パ

共石労組

自動車労連

交通労連

全炭鉱

凸版労組

電電新労

炭労

全国産業別労働組合連合

労働者福祉事業団体

労金協会

全日本電機械器労働組合連合会

 

労災連

生協連

勧住協

前田 洋子

新生電業㈱

尾形 富江

北村 修

池辺 道隆

相山 ヒサ

昭和薬品工業株式会社

石川 あや

木梨 定次

中野 サキ

蔦原 竹志

平井 朗

共済商事株式会社

大森 美代子

小又 三枝子

木村 美津子

真崎 トシ江

山下 登喜子

尾花 正一

仲野 善二

藤田 ふさの

千葉 百合子

長島 喜久子

歯朶尾 眞一

2階 休憩室
 休憩用のテーブルと椅子、お手洗いを設けています。

2階 休憩室
燭(ともしび)

 二紀会理事を務めた三輪 勇之助の作品です。奈良東大寺の三月堂に安置されている不空羂索観世音菩薩(フクウケンジャクカンゼオンボサツ)を何回となく拝観するうち、霊感を得て、一気に書き上げたと言われています。「羂索」とは漁業に使用する網のことで、「不空羂索」はあまねく憂いのある人を救うという意味になります。

2 高尾みころも霊堂管理事務所 

 管理事務所1階には各種手続きのための窓口やご遺族が休憩できる場所が設けられています。
 お手洗いがあります。
 開館時間午前8時15分から午後5時まで
 電 話(042)663-3931
 FAX(042)663-3932


3 遺族会館
 
会館内には、洋室と和室を設けており、ご遺族の法事、企業の安全研修等に利用できます。
 一般のお手洗いのほかバリアフリートイレが設けられています。
 利用時間 午前9時から午後4時まで
 利用料

 

利用時間

納骨壇永代
利用契約者

一般利用者

和室1室

3時間未満

2,750

4,950

3時間以上

4,400

6,600

和室2室

3時間未満

4,400

6,600

3時間以上

7,700

13,200

和室3室

3時間未満

6,050

8,250

3時間以上

11,550

20,350

ホール

3時間未満

4,950

8,250

3時間以上

10,450

17,050

全 館

3時間未満

8,250

14,850

3時間以上

17,050

31,350


 超過料金について、1,100円/時間(全館利用の場合2,200円)  


第4 高尾みころも霊堂VR参拝動画

 バーチャルリアリティ(VR)動画で、自宅に居ながらにして高尾みころも霊堂の参拝を体験することができます。
 高尾みころも霊堂にお越しいただくことが難しい方や、これから高尾みころも霊堂を訪れる方は、ぜひご覧ください。
 

高尾みころも霊堂VR参拝動画


第5 高尾みころも霊堂への納骨について

目次(クリックで該当する項目にリンクします)
1 殉職者の遺品、分骨の収蔵にご協力ください(無料)
2 遺骨(全骨)の収蔵について(有料)

1 殉職者の遺品、分骨の収蔵にご協力ください(無料)


 労働災害により殉職された人々の慰霊を行い、その功績を後の世まで顕彰することを目的として、殉職者のご遺族からご提供いただいた遺品や分骨を、高尾みころも霊堂の納骨堂8階にある殉職者納骨室に丁重にお納めしています。
 お納めいただく遺品としては、写真(遺影)、眼鏡、筆記具などがあります。
 殉職者の遺品や分骨の収蔵事業は、無料で行っており、ご遺族の負担はありません。お納めする手続きについては、高尾みころも霊堂管理事務所にてご案内しますので、ご遺族の方は是非ともご検討をお願いします。郵送による手続きも可能です。
 殉職者の遺品や分骨をお納めいただいた御遺族には、産業殉職者合祀慰霊式の案内を毎年お送りしています。

2 遺骨(全骨)の収蔵について(有料)




 納骨堂には、産業殉職者の遺品や分骨の収蔵のほかに、遺骨(全骨)を有料で収蔵する納骨壇が設けられています。
高尾みころも霊堂建立時の趣旨として、産業殉職者遺族が必要とする墓地及びその後の祭祀の費用の負担を援護することが掲げられており、産業殉職者のご遺族については、一般勤労者よりも負担が少ない値段設定で納骨壇のご利用ができます(現在、産業殉職者のご遺族以外の新規契約は行っていません。)。
 また、産業殉職者の御遺族は、祭祀室を無料で御利用になれます。
 産業殉職者の遺族の中には、納骨先を確保できず、遺骨の措置に窮しておいでの方もいます。高尾みころも霊堂の納骨壇は、納骨堂内で個別に管理しますので、新しい納骨先を見つけるまでの間の、ご遺骨を安置する場所としてご利用することも可能です。

納骨壇永代利用料

納骨壇の種類

永代利用料の額

1体収蔵納骨壇

115,200

2体収蔵納骨壇(1種)

259,200

2体収蔵納骨壇(2種)

201,600

4体収蔵納骨壇

372,000

6体収蔵納骨壇

528,000


納骨壇永代管理料
 60,000円
 収蔵されている方が産業殉職者の場合は、無料となります。証明書等交付手数料

手数料の種類

手数料の額

納骨壇変更手数料

5,500

納骨壇永代利用権者承継手数料

2,200

納骨壇利用権者氏名変更手数料

2,200

納骨壇永代利用権利証再交付手数料

2,200

霊堂参拝券再交付手数料

550

納骨壇利用証明書交付手数料

2,200

焼骨収蔵証明書交付手数料

2,200

分骨証明書交付手数料

3,300

 産業殉職者遺族の方の場合は、無料となります。

第6 産業殉職者合祀慰霊式

目次(クリックで該当する項目にリンクします)
1 産業殉職者合祀慰霊式の趣旨
2 令和6年産業殉職者合祀慰霊式のご報告
3 高尾みころも霊堂を慰霊の場にふさわしいものとするための取組(令和6年)
4 令和7年産業殉職者合祀慰霊式について
5 黙とうのお願いについて(令和7年産業殉職者合祀慰霊式)
6 産業殉職者合祀慰霊式の案内状送付について


1 産業殉職者合祀慰霊式の趣旨

  高尾みころも霊堂では、昭和47年6月に開催された開堂慰霊式において、昭和22年から昭和46年までの産業殉職者の氏名を記した御霊簿を奉安しました。
  以降、毎年秋には、前年度に通勤災害を含む労働災害で亡くなられた産業殉職者の御霊を合わせてお祀りし、安全な職場環境の実現と労働災害の根絶に向けて努力することを御霊の前でお誓いする産業殉職者合祀慰霊式を開催しています。


2 令和6年産業殉職者合祀慰霊式のご報告
  令和6年の産業殉職者合祀慰霊式は、時折小雨の降る天候でしたが、500名を超えるご来賓、ご遺族が見守る中で滞りなく進行し、新たに2,494名の御霊を合祀することができました。式典に参列されました皆様、また、各地にて1分間の黙とうにご協力いただきました皆様に改めて謝意を表します。

▶令和6年産業殉職者合祀慰霊式動画

開催日 令和6年10月23日(水)午後1時
式 場 高尾みころも霊堂(東京都八王子市狭間町1992)
主 催 独立行政法人労働者健康安全機構
後 援 厚生労働省、公益財団法人産業殉職者霊堂奉賛会、中央労働災害防止協会、建設業労働災害防止協会、陸上貨物運送事業労働災害防止協会、
    港湾貨物運送事業労働災害防止協会、林業・木材製造業労働災害防止協会
式次第
◇開式
◇国歌斉唱
  演奏 皇宮警察音楽隊
  合唱 東京混声合唱団
◇霊位奉安
 産業殉職者の霊位を、労働者健康安全機構理事長が謹んで祭壇に奉安いたしました。
◇式辞
  本日、ここ高尾みころも霊堂に、全国各地から産業殉職者のご遺族の方々をお招きし、また、行政機関、労働団体、経済団体、各界代表の方々のご
 参列をいただき、令和六年産業殉職者合祀慰霊式を挙行いたします。
  私どもは、労働災害により亡くなられた方々の御霊(みたま)を奉安するため、昭和四十七年に本霊堂を建立し、毎年、秋に慰霊式を行い、御霊(み
 たま)をお慰めして参りました。
  長年にわたり、労使及び行政機関並びに災害防止団体の方々によって、働く方々の安全と健康を守る取組が、積み重ねられておりますが、今なお、
 重大な災害や職業性疾病の発生が絶えることはなく、数多くの尊い生命(いのち)が失われています。
  本日、新たな悲しみと尊崇の念をもって、二千四百九十四名の方々をこの霊堂にお迎えしなければなりません。この高尾みころも霊堂に、新たな御
 霊(みたま) をお迎えすることにより、二十七万五千八百九十七名の方々が奉安されることになります。
  慰霊式を執り行うに当たり、産業殉職者の御霊(みたま)が霊堂の奥深く安らかな眠りにつかれますことをお祈り申し上げますとともに、今後とも、
 働く方々の生命(いのち)と健康が十分に守られ我が国が引き続き発展できますよう、切に願うものであります。
  結びに当たり、ご遺族の方々のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ、併せてご参列くださいました関係各位に深甚なる謝意を表し、式辞といた
 します。

令和六年十月二十三日
独立行政法人労働者健康安全機構
理事長 大西洋英

◇御霊簿奉上
  令和5年度の産業殉職者2,494名の御霊簿を、ご遺族総代表が奉上されました。
◇慰霊の言葉
  内閣総理大臣 石破 茂殿の慰霊の言葉を、司会が代読いたしました。

  秋の深まりを感じさせる高尾山の麓、この清閑な「高尾みころも霊堂」において、御遺族並びに各界代表からの御参列をいただき、五十三回目の産
 業殉職者合祀慰霊式が執り行われるに当たり、謹んで慰霊の言葉を捧げます。
  不幸にして労働災害によって殉職された方々は、在りし日において職業人としての誇りを胸に、それぞれの職場で大いに御活躍され、我が国の社会
 経済の発展と国民生活の向上に多大なる貢献をされました。また、それぞれのご家庭にあっては、家族を愛し、家族からも愛される、かけがえのない
 存在であったことでしょう。
  それだけに、有為な前途を残しながら、不慮の災害や事故、病気によって尊い生命を失われた方々の無念と、最愛の方を失われた御遺族の深い悲し
 みを思うと、言葉になりません。衷心より哀悼の意を捧げます。このような悲しみが繰り返されることのないよう、ここに改めて、働く方一人ひとり
 が安全で健康に働くことができる職場環境の実現に向け、より一層の力を尽くしていくことをお誓いいたします。
  結びに、この霊堂に祀られる御霊が永遠に安らかでおられますとともに、御遺族の皆様の御多幸を心よりお祈りし、慰霊の言葉といたします。

令和六年十月二十三日
内閣総理大臣 石破 茂


  厚生労働大臣 福岡 資麿殿の慰霊の言葉を、厚生労働審議官田中 誠二殿が代読されました。

  本日、御遺族並びに各界代表からの御参列をいただき、産業殉職者合祀慰霊式が執り行われるに当たり、謹んで慰霊の言葉を捧げます。
  我が国の社会経済の発展と豊かさは、様々な産業で働いてこられた方々のたゆみない御尽力によって築かれたものです。
  一方、この発展と豊かさの陰には、労働災害によって尊い生命を失われた方々が数多くおられることを、私たちは決して忘れてはなりません。
  ここ「高尾みころも霊堂」に、新たに二千四百九十四名の御霊をお迎えする本日の合祀慰霊式に臨み、労働災害により亡くなられた方々に哀悼の誠
 を捧げるとともに、かけがえのない御家族を失われた御遺族の皆様に対し、心からお悔やみ申し上げます。
  私たちは、働くことにより生命が失われることがあってはならないという信念の下、働く方々の安全と健康が守られる職場をつくる努力を積み重ね
 てまいりました。しかしながら、今なお多くの方が労働災害で亡くなられている現実があることに、厚生労働大臣として痛惜の念に堪えません。
  働く方々の高年齢化、技術革新の進展などにより、人々の働き方や働く環境が大きく変化する中、全ての職場において働く方々の安全と健康を守る
 取組を確実に浸透させ、働く方々が御家族とともに幸せに暮らしていける社会を実現することが、私たちの責務であることを強く肝に銘じ、今後も、
 労働災害の根絶に向けて、働く方々の視点に立った職場づくりに努力を傾注してまいります。
  結びになりますが、この霊堂に祀られている御霊が永遠に安らかでおられることを、また、残された御遺族がお健やかでおられることを心からお祈
 り申し上げ、私の慰霊の言葉といたします。

令和六年十月二十三日
厚生労働大臣 福岡 資麿

◇黙とう
  産業殉職者の御霊に対し、心からのご冥福をお祈りして午後1時20分から1分間の黙とうを行いました。
  式典の模様はインターネットにてライブ配信され、同時刻に式場外でも黙とうが行われました。
◇慰霊の詩朗読
  宗 左近作 産業殉職者慰霊の詩鎮魂曲(虹)を、関谷 亜矢子さんが朗読いたしました。

  いまわたくしたちの閉じている
  瞼の底の闇の奥から
  いまわたくしたちの圧えている
  言葉の下の沈黙の深みから
  ゆるやかに浮かびあがってくる
  花びらの渦巻き
  ほほえみの波立ち
  あなた
  仕事着のあなた
  陽の先に咲きでたあなたの顔の汗の
  はじけた花びら
  明るい笑いの仕事着のあなた
  あなたはいってしまった

  見えないそよ風にのって大空に立ちのぼって
  ちぎれ雲を悲しみに青く染めて
  時間はどこまでも氷っている
  もう夕焼けも赤赤と大空を燃え上らせない
  湖の水のような冷たい明るさのなかに
  取残されてわたくしたちはいま
  氷柱となって立って祈る
  いってしまったあなたのほほえみの花びらよ
  虹となれ
  わたくしたちの瞼の底の闇の奥を
  朝明けに芽吹く地平の草花へときはなつ
  わたくしたちの言葉の下の沈黙の深みを
  巣立つ小鳥のさえづりへひらく

  虹となれ
  もう会うことのない別れの切なさを
  切なさのままに鋭く光と化して
  虹となれ
  あなたのいってしまったあの日の朝
  かわしあった唇の色と形のそのままの
  虹となれ
  ああ湖の水のような冷たい明るさのなかで
  失われてゆくすべての温かみのなかで
  ちぎれ雲の悲しみに遠く青く染まって
  わたくしたち氷柱となって立って祈り続ける

◇風船奉天
  私たちの祈りが、色とりどりの風船と共に御霊に届くよう、納骨堂より風船を放ちました。
◇献花
  厚生労働審議官(厚生労働大臣代理)、ご遺族総代表、各都道府県のご遺族代表に献花をしていただいた後、ご来賓の以下の団体の代表に献花をし
 ていただきました。
  労働団体及び経済団体
   日本労働組合総連合会
   日本経済団体連合会、日本商工会議所
  労働災害防止協会
   中央労働災害防止協会
   建設業労働災害防止協会、陸上貨物運送事業労働災害防止協会、港湾貨物運送事業労働災害防止協会、林業・木材製造業労働災害防止協会
  自治体
   八王子市、八王子市議会
  関係団体
   公益財団法人産業殉職者霊堂奉賛会
  最後に主催者として労働者健康安全機構理事長が献花いたしました。
◇閉式
  式典終了後、祭壇は参列者に開かれ、多くの参列者に献花をしていただきました。

3 高尾みころも霊堂を慰霊の場にふさわしいものとするための取組(令和6年)
  労働者健康安全機構は、産業殉職者合祀慰霊式を慰霊の式典としてよりふさわしいものとするため、令和6年も種々の取組を進めました、以下にその
 一部をご紹介いたします。
 ①天候対策をあらかじめ想定し、式典当日の降雨にも傘の貸出等で参列者に計画どおりのサポートを行うことができました。
 ②多くのご遺族等に式典に参列していただくことができるよう次の取組を行いました。
  ・近隣の学校のご協力を得て、式場近くに歩行困難者が利用できる駐車スペースを設けました。
  ・建物内に、おむつ交換場所、ライブ配信用大型モニターを設け、お子様連れのご遺族も参列できやすいようにしました。
  ・ご遺族以外でも参列できるよう受付手続きを整備しました。
  これらの取組の多くは皆様のご意見を参考としています。
  お気づきの点につきましては、今後ともご意見をお寄せいただければ幸いです。

4 令和7年産業殉職者合祀慰霊式について
 開催日 令和7年10月22日(水)午後0時45分
 式 場 高尾みころも霊堂(東京都八王子市狭間町1992)
 主 催 独立行政法人労働者健康安全機構
 後 援 厚生労働省、公益財団法人産業殉職者霊堂奉賛会、中央労働災害防止協会、建設業労働災害防止協会、陸上貨物運送事業労働災害防止協会、
     港湾貨物運送事業労働災害防止協会、林業・木材製造業労働災害防止協会
 式次第
 ◇開式
 ◇国歌斉唱
 ◇霊位奉安
 ◇式辞
 ◇御霊簿奉上
 ◇黙とう
 ◇慰霊の言葉
 ◇慰霊の詩朗読
 ◇風船奉天
 ◇献花
 ◇閉式
   式典終了後、祭壇は参列者に開かれ、ご自由に献花できます。

5 黙とうのお願いについて(令和7年産業殉職者合祀慰霊式)
  産業殉職者合祀慰霊式では、通勤災害を含む労働災害で亡くなられた産業殉職者の尊い御霊をお慰めするとともに、安全な職場環境の実現と労働災
 害の根絶に向けた誓いを新たにするために、参列者全員で1分間の黙とうを捧げています。
  令和7年においても、産業殉職者合祀慰霊式が挙行される10月22日(水)の午後1時には、皆さまにおかれましても、産業殉職者に対し、それぞれ
 の職場やご家庭などで1分間の黙とうをお願いいたします。
  産業殉職者合祀慰霊式の様子は、YouTube公式チャンネルでライブ配信します。

6 産業殉職者合祀慰霊式の案内状送付について
  産業殉職者合祀慰霊式の案内状は、来賓のほかには、その年の慰霊式で御霊を合祀する、産業殉職者の御遺族及び高尾みころも霊堂に御遺骨や御
 遺品を納められている御遺族にお送りしています。
  過去に御霊を合祀している産業殉職者の御遺族でも、参列を希望される方には案内状をお送りしますので、担当部署にお問合せください。
  〔問合せ先〕独立行政法人労働者健康安全機構
        高尾みころも霊堂担当(援護班)
         〒211-0021 神奈川県川崎市中原区木月住吉町1-1
         電話 (044)431-8666
         受付時間 平日午前9時から午後6時まで(年末年始を除く)

第7 高尾みころも霊堂からの情報発信について

目次(クリックで該当する項目にリンクします)
1 X発信アカウント
2 SNS運用方針
 高尾みころも霊堂では、SNS(X)を通じて、施設の開堂状況や産業殉職者合祀慰霊式などの情報を、産業殉職者遺族をはじめとする皆様に発信して
います。


  高尾みころも霊堂 


SNSでの情報発信について
 独立行政法人労働者健康安全機構高尾みころも霊堂(以下、「高尾みころも霊堂」という。)が業務利用するSNS上では、主任管理責任者の承認を得て、管理責任者のみが公式見解の情報発信(以下、「発信」という。)を行うものとします。
 高尾みころも霊堂関係者による発信であっても、公式アカウント以外のSNSでの発信は、高尾みころも霊堂としての公式見解を表すものではありません。

基本的遵守事項
 高尾みころも霊堂では、SNSを業務利用するにあたり、以下の事項を遵守します。
・法令やルールを理解し、遵守します。
・SNS上の議論を操作することを目的とした行為は行いません。真摯で誠意ある対応をし、虚偽の発信は行いません。
・発信する情報は正確を期するとともに、その内容について誤解を招かぬよう留意します。
・基本的人権やプライバシー権、著作権など、他者の権利を侵害しないよう十分に配慮します。情報発信にあたり、第三者の了承が必要な場合は、事前
 に関係者の承諾を得ます。
・SNS上での議論に耳を傾け、高尾みころも霊堂に対する意見を真摯に受け止めます。議論に関して公式見解を出す必要がある場合は、管理責任者にて
 対応いたします。

利用者の皆さんへ

 利用者の皆さんにも、以下の事項に留意の上、高尾みころも霊堂のSNSをご利用いただきますようお願いいたします。なお、本ページに掲載しているSNSを閲覧し、また、そこにコメントをするなどした方については、以下の事項についても確認いただいたものとさせていただきます。
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 は、独立行政法人労働者健康安全機構の「お問い合わせフォーム」において受け付けています。
 「お問い合わせフォーム」:https://www.johas.go.jp/tabid/598/Default.aspx
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