高尾みころも霊堂

 高尾みころも霊堂は、労働災害(通勤災害を含む。)で亡くなられた方々の尊い御霊をお慰めするため、昭和47年5月に、労災保険法施行20周年を記念し、東京都八王子市に建立されたものです。霊堂敷地内には、産業殉職者の御霊を慰霊するための納骨堂、祭祀堂、管理事務所、遺族休憩所等を配し、拝殿には、昭和22年以来令和4年度末までの間に労働災害により殉職された273,423名の方々の霊位をご奉安しており、ご遺族の方々はどなたでもご参拝できます。
 また、毎年秋にはご遺族の方々をはじめ、政財界、労働団体の代表等をお招きし、労働災害により不幸にして亡くなられた方々の御霊を合祀し、安全な職場環境の実現と労働災害の根絶に向けて努力することを御霊の前で誓う産業殉職者合祀慰霊式を挙行するほか、多彩な行事を催し御霊をお慰めしています。
 平成31年4月23日には、天皇皇后両陛下が、労働災害により亡くなられた方々を慰霊するために、高尾みころも霊堂の拝殿において白菊の花を供えられました。両陛下は、戦後の経済成長を支える過程で亡くなられた方々に対し、戦没者と同様に心を寄せられており、ご退位を前に慰霊を希望されたとのことです。
 また、令和4年には、秋篠宮皇嗣同妃両殿下御臨席の下、ご遺族、衆議院議長、厚生労働大臣、政党代表、労働団体、経済団体、災防団体、東京都、八王子市等の方々が御参列、産業殉職者合祀慰霊式が挙行されました。

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