生殖発生毒性試験の豆知識

生殖発生毒性試験とは、化学物質の生殖毒性と発生毒性を調べる試験です。
生殖毒性は、雌雄の親の性行動、性成熟、受精、妊娠、出産、哺育等の毒性影響です。
発生毒性は、受精前、出生前、出生後から死に至る一連の児の発生過程における、早期死亡、形態異常、発育遅延、行動機能異常の毒性影響です。
生殖発生毒性試験について種類別にその概要を説明します。

反復投与毒性・生殖発生毒性併合試験

化学物質を雌雄動物に交配前から交配・妊娠哺育期間中を通して投与し、化学物質の雌雄及び児動物に対する反復投与毒性及び生殖発生毒性を検出するスクリーニング試験法です。

一世代繁殖毒性試験

妊娠・哺育期間を通して雌親動物に化学物質を投与し、出生した児動物を性成熟に至るまで観察することにより、化学物質の胎児期・新生児期・乳児期曝露による雌親及び児動物への生殖発生毒性影響を調べる試験法です。

子宮重量反応試験、ハ-シュバーガー試験

化学物質の内分泌(ホルモン)の類似作用または阻害作用を検出する試験法で、未成熟動物や卵巣、精巣を摘出した動物を用いて試験を行います。

日本バイオアッセイ研究センターでは、化学物質の吸入曝露による生殖発生毒性試験の実施実績も豊富です。

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日本バイオアッセイ研究センター

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