2021/08/31

「日本バイオアッセイ研究センターにおける試験手順書からの逸脱行為事案に関する検討会報告書を踏まえた対応について
」(令和3年7月30日付け基発0730第30号)に係る対応状況について(報告)
独立行政法人 労働者健康安全機構
令和3年8月31日(火)
「日本バイオアッセイ研究センターにおける試験手順書からの逸脱行為事案に関する検討会報告書を踏まえた対応について」(令和3年7月30日付け基発0730第30号)に係る対応状況について(報告)
本日、「日本バイオアッセイ研究センターにおける試験方法に関する手順書からの逸脱行為に対する
検討会報告書」(令和3年7月30日公表)を踏まえ、厚生労働省からいただいた改善指導につきまして、
その対応状況を下記のとおり厚生労働省に報告しました。
今後、日本バイオアッセイ研究センター(以下「センター」という。)はもちろん、他の施設において
も今回のような逸脱行為が発生しないよう再発防止等を徹底し、機構として把握した課題等に的確に取り
組むことで、一日も早い信頼回復を図っていくとともに、機構としての使命を全うできるよう努めて
まいる所存です。
記
1 標準操作手順書(SOP)の改正
今回の逸脱行為の原因となった投与量指示シートや関係する標準操作手順書(以下「SOP」とい
う。)を洗い出したうえで、物理的に改ざんが困難となるよう必要な改正を行いました。
さらに、今後はSOPの自主的な点検・見直しを図ることとしています。
2 自己点検の実施
センターの職員、派遣職員及び研究試験業務に関与する協力会社の社員に対して自己点検を行って
おります。今後、当該自己点検の結果を踏まえ、必要な改善策を講じることとします。
3 研究者倫理研修の実施
センターに対する研究者倫理研修は8月26日に実施しました。今後、センター以外の他施設に対
する研究者倫理研修を順次実施していく予定です。
4 人的交流の促進
学会などの機会を利用した施設間の交流を促すとともに、センターから安衛研などの他施設への人
事異動等の拡充のほか、外部組織との交流の実施について検討中です。
また、人的交流の一環として、機構内の複数施設が参加する協働研究※にセンターの研究者を積極
的に関与させることで、機構内部の各施設間の人的交流の活発化を図ることとしております。
※ 化学物質による健康障害の予防及びばく露評価に関する研究など、機構内の複数施設が有する機能等の連携に
よる相乗効果が期待される研究として当機構の中期目標の一つとして位置付けられております。
5 厚生労働省との協議
厚生労働省との協議の場が設置されましたので、センターの今後の運営等に関し、
今後協議を重ねていくこととしております。
6 研究不正等の通報窓口の実効性の確保
研究不正の通報窓口につきましては、機構内の全施設に対して改めて周知しました。また、
ハラスメント一般に関する通報窓口については、すでに施設内の相談員の配置と、外部の相談窓口を設置
しておりますが、改めて機構内の全施設に対して周知徹底を図りました。
引き続きこれらの通報窓口の実効性が確保されるよう努めてまいります。
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(問い合わせ先)
独立行政法人 労働者健康安全機構
研究試験企画調整部長 伊藤秀一
研究試験企画調整課長 山口久雄
電話 044-431-8668(直通)
電話 044-431-8670(直通)
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(参考) 厚生労働省報道発表資料(令和3年7月30日):https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_20190.html
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