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第1号
「勤労者の健康を守る」
■化学物質から勤労者を守る …産業中毒センターの活動から
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キシレンなどの有機溶剤、ホスゲン、ヒ素、PCB、ダイオキシンなどの化学物質による急性中毒や中毒死事件が時折、新聞・テレビなどで報道されます。一般の生活にはあまり関係ないと思われている人体に有害な化学物質ですが、産業現場では日常的に扱われているのです。 東京都大田区にある東京労災病院・産業中毒センターは、化学物質による中毒に対して紹介患者の受入れなどによる入院・外来治療をはじめ、研究分析、情報提供など統合的な活動を行っている、わが国唯一の専門機関です。 同センターでは、平成11年4月から昨年11月までに、職場で化学物質を扱っていて健康不安や体調不良に悩む人などから150件の相談を受け、治療や予防対策、情報提供を行いました。相談者別にみると、作業者など個人によるものが24%、企業からが19%、病院・健診機関・大学など公的機関からが50%を超えています。 以上の実績を背景として、このたび、産業中毒センターに寄せられた最近の相談事例の中から、主な相談者別に15のケースについて、問い合わせ内容とその回答をパンフレットにまとめました。 産業中毒センターの母体である東京労災病院は、平成11年に創立50周年を迎えたことを記念して、健康診断センター(産業中毒センターの前身)と労災病院を中心に産業中毒に関する業績を選定し、その大半を収載した『産業中毒の半世紀(症例・疫学研究・特殊健診・生物学的モニタリングの実際)』(B5判、1,564頁)を平成11年11月に発刊しました。
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●小規模事業場における産業保健活動の理想型
●職場をよく知る先生が、会社の近くにいる安心感
労働安全衛生法にて産業医の配置を義務づけられていない50人未満の小規模事業場で、産業医共同選任事業により産業医を選任した事業場を取材し、産業現場における産業医の活動の実際を紹介しています。
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